普段は限られた作家の本を読むことが多い。
森博嗣、宮部みゆき、恩田陸、松岡圭祐、川端裕人。
たまには違う作品も読みたくなるので、
今回は本格ミステリというジャンルに手を出してみました。
書店で手に取ったのは、
石持浅海『扉は閉ざされたまま』、有栖川有栖『マジックミラー』(新装版)。
前者は最初に犯人が明かされている倒叙ミステリー。
後者はアリバイトリックの時刻表もの。
”本格ミステリ”の定義がよくわからないですが、
いかにも推理小説な雰囲気の2冊でした。
どちらにも思ったのですが、
面白かったけど登場人物に思い入れを持てないということ。
犯人視点で書かれていたりするのでショウガナイのかもしれませんが、
いかに自分が”キャラ萌え”で本を読んでいたか・・・と。
トリックがどうとか、動機がどうとかよりも、
やはり登場人物が魅力的な作品が好きなようですね。
倒叙の例でいうと『古畑任三郎』でしょうか。
あの素敵なキャラで追い込む古畑と、
存在感ある犯人との対決が面白いのであって、
トリック等は彼らが駆け引きするための道具として見てたのかもしれません。
新たに読み始めた、歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』。
こちらはなかなか面白いキャラクターで楽しめそうです。
新たな作家さま開拓中ですが、
森博嗣『どきどきフェノメノン』『クレイドゥ・ザ・スカイ』、
恩田陸『蛇行する川のほとり』も買ってしまっているので・・・・・。
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テーマ:ミステリ - ジャンル:小説・文学
- 2008/05/14(水) 01:30:07|
- 本
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